ソボトカ首相 社会民主党党首辞任
掲載:2017年6月14日 インターネット版ドネス紙
ボフスラフ・ソボトカ首相が、社会民主党(ČSSD)の党首を辞任することが明らかになった。新党首にはミラン・ホヴァネッツ内務大臣、秋の選挙戦リーダーにはルボミール・ザオラーレック外務大臣が就任する。尚、秋の下院議員選挙までソボトカ首相の総理大臣職は継続となる。「三重統治体制では決してない」とソボトカ首相は述べた。
ソボトカ首相は辞任理由として、「国民のために尽くしてきた社会民主党だが、国民の支持率に繋がっていない」ことを挙げた。
「秋の選挙戦が社会民主党にとって良い結果となるよう党の提案に応じ、選挙結果の全ての責任を負うことを誓う」とザオラーレック外務大臣は話した。また、ソボトカ首相の党首辞任の判断を、政治家としての教養の高さの表れであると評した。
ホヴァネッツ内務大臣は、党内統一と党内争い鎮静化の重要性を語った。そして、10月の下院議員選挙終了後には社会民主党臨時大会を開き、新たに党首選任の流れになることを予測する。「我々は、支持率を得るために、全力で出来る限りのことをしなければならない。これが最優先課題である。選挙後にどうすればいいかは、選挙後に考えればいい。しかし言えることは、ボフスラフ・ソボトカのような質の高い人間はそうそういないため、このような人材を無駄には出来ない」と社会民主党新党首は述べた。
しかし最近の調査によれば、社会民主党の支持率は10%まで落ちており、選挙戦を勝ち抜くのは厳しい状況だ。「社会民主党の支持率を上げるために全力を尽くす」と新たな選挙戦リーダーはいう。
ソボトカ首相は、今後も南ボヘミア地方の社会民主党選挙リーダーとして、政界に残る予定だ。「南ボヘミア地方の代表を20年務めている」とソボトカ首相は述べた。
そして、社会民主党党員として、今後も活動していくことを強調した。
社会民主党は、選挙運動を今週土曜日からプラハで開始する。